スペイン巡礼の道 〜サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラ
こんにちは、スタッフCです。
少し間が空いてしまいました、心待ちにしていただいてた方、いないかもしれないですがすみません!
今回は、スタッフCのスペインよもやま話・第7弾!!!
エルサレム・バチカンにならぶ世界3大キリスト教巡礼地のうちのひとつ
スペインガリシア地方は
サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラ(Santiago de la Conpostela)
について!


フランスピレネー山脈から続くスペイン横断800kmの巡礼者のための道をカミーノ・デ・サンティアゴ(el camino de santiago)と呼び、
その巡礼の道の最終地点がサンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラという上記画像の大聖堂になります。
イエスキリストの亡き後に布教活動をしていた12使徒 ”聖ヤコブ” のお墓がある場所に教会が建てられたとのいい伝えがあるとか。
旧市街は1985年にUNESCO世界遺産に登録、現在も欧州各地やアジアなどからたくさんの巡礼者や観光客が押し寄せる場所となっています。

巡礼の街道では巡礼者は、その証明に帆立貝の殻を荷物にぶら下げます。道道の案内にも帆立のマークが。
巡礼する人のためにクレデンシャル(La Credencial)という身分証明書があり、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会を通じてか、各巡礼地の事務所、教会、観光案内所などでも手に入れることができるようです。 途中、教会などが宿泊施設や食事を無料提供してくれるのですがその際にこの証明書が必要になります。
最後のコースは、地面に古切れなどを敷きながら膝だけで歩いていく熱心な信者も多いとか。
逆に自転車でいくもの流行ってるらしい・・・そんなのアリかい!

単なる観光で様々な世界の宗教のメジャー施設をいくつも見てまわった経験があるんですが、このサンティアゴ・デ・コンポステーラは完全に別格。
その荘厳たるや画像やテレビの映像ではなく実際に訪れてみていただきたいとしかお伝えのしようがなく。

特に天井からぶら下がった重さ90kgと言われる香炉が、ふりこのようにブンブン教会の中で揺らされるのが圧巻でした。
しかもそのふりこ 人力で動かしてましたからね。。。スタッフさん(司教さん?)が力を合わせてヒモを引っ張る。ぶつかるんじゃないかとハラハラするけど機械を使ってないのがまたすごくいい。

実際に中に入ったのはわたしが20歳そこそこの小娘時代でしたので、おくちポカーンで言葉になりませんでした。
特にキリスト教信者でもなければ宗教とは無縁の環境でこれまでの人生過ごしてきた小娘でさえ圧に負けて身動きできませんでしたので、熱心な信者の方が何日もかけてこのゴールを目指され涙する意味がわかる気がします。
もうRPGだったら完全に伝説の剣または賢者の杖的なものが眠ってるかラスボス戦に突入せんとするばかりのものでございました。
こういったものに刺激を受けて創造物は作られているんだろうなぁと。
大聖堂の近くにはバルなどもたくさんあり、巡礼を終えたばかりの方々と少しお話しをしたことがありますが、みなさん晴々とした表情でいらっしゃいました。
日本にも四国のお遍路などありますよね。時に心の支えとなり人々を導く宗教、世界でも形は違えど共通点がたくさんあり、奥が深いです。
いつか、次にスペインに行った時には “el camino de Santiago 踏破” !
天に召される前にチャレンジしてみたいもののうちのひとつです。
足腰弱る前にいかなくちゃ!!