スペイン グラナダの寄木細工
こんにちは、スタッフCです。
今回は、うわ久しぶり、スペインよもやま話第6弾!!
みればみるほどに複雑怪奇で美しい!
スペイン南部・グラナダ土産として有名な
タラセア(=スペインの寄木細工)について!!
タラセアは、さまざまな種類の木や貝・動物の角などを組み合わせ、嵌め込む象嵌(ぞうがん)手法で、中世アラビア人によってスペインに伝えられました。
イスラムの木細工技術と、ヨーロッパのアートが融合して生まれたと言われ、豊富で規則的な柄はアルハンブラ宮殿の天井や壁にも共通性を感じます。
かつての市民戦争にて破壊されてしまいましたが、かの有名なバルセロナにあるサグラダファミリアにもこの製法を用いた聖堂があったとか。
19世紀にスペインの宣教師を介し、日本の箱根の寄木細工にも影響を与えたと言う話もあります。
この写真の紳士、エミリオという名前のおじいちゃんなんですがとあるツテでお知り合いになりまして
スペインにいたころにアルハンブラ宮殿の近くにいるエミリオに会いにグラナダへ行き、彼行きつけのバルにいって飲み食いしたり雪積もるグラナダの山まで彼の車(ヒュンダイ)で連れてってくれたっけ。
エミリオがなんだかお土産屋さんをやってるとのことでいくつか購入し、またねとさよならしたのですが。
・・・あとから知ったのですが、普通のおじいちゃんに見えて彼は普通のおじいちゃんではなかったらしい。
彼こそがグラナダを代表するスペイン伝統工芸「タラセア」の職人。
2017年3月5日テレビ東京さんの「和風総本家」(豆助という最高にかわゆい柴犬がでてる番組です)という職人仕事を紹介する番組でエミリオがタラセア職人として登場し、彼の使用している鑿(のみ)が30年前に日本で購入した品だとか。
ぎゃ!・・・エミリオ・・・有名人だったのか・・・!!
若かったわたしには彼の凄さに気がつけず。へぇーで終わってたあの時の自分をブン殴りたい。
あれから十数年の年月が流れてしまいましたが、ようやく自宅にエミリオの作品が似合う場所が作れました。
冒頭の3枚の写真は我が家で使用しているものです。
丸いのはお茶ポット置き場、鏡は居間に飾り、綺麗な六角形はコースターです。
無垢の机や白い壁にアクセントとして非常にバエます。インスタグラムとかやってませんが。
やはりいいものは、いい。
たしかエミリオはオンラインショップはなかったと記憶しております。。。
感染症のせいで海外どころか県外にでることすらままならないこんなご時世ですので、エミリオの作品ではありませんが、ネットショップにも素敵な作品がありましたので
ご興味がわいた方はこちらから↓
生ハム置きとか一気にスペイン感でますよね。
これすごい。ほしい。
生ハム(骨付き)専用カット台 タラセア スペイン産 化粧台座 固定台座 価格:14,000円 |
いろいろおさまるころ、またスペイン行きたい。あぁーーー行きたい。
思い出の品や心躍るものを置いて、すさんだ心がなごみますように。
みなさんも是非、おすすめです。